日経広告研究所報

2020年

日経広告研究所報 vol.310 (April/May)
『日経広告研究所報』vol.310(20年4月号)を4月1日に発行しました(会員向け会報誌) 今号の巻頭言は小林保彦先生”2020年、「社会情報広告」を読む”。続く特集のテーマは”広告とアート思考”。法政大学・青木貞茂教授と宮澤正憲(博報堂ブランドデザイン)の対談で、広告イノベーションにおけるアート思考の重要性にスポットを当てます。 統合型ブランド・コミュニケーション研究会報告の後編のほか、 新連載として梅田 悟司(インクルージョン・ジャパン)氏「SDGs は「広告づくり」の追い風になる」、デジタル広告効果研究会「デジタルでブランドは作れるか」のそれぞれ第1回を掲載します。学生論文は髙橋郁夫ゼミ(慶大)「企業のSDGs 活動における消費者参加の役割 ―持続可能な社会構築への示唆」。

INDEX目次

巻頭言2020年、「社会情報広告」を読む / 小林 保彦 2P
特集アート思考から 広告は何を学ぶべきか?
イノベーションを生み出すアートの価値と広告 /青木貞茂 8P
対談: 広告イノベーションにおけるアート思考 /青木貞茂、宮澤正憲 13P
報告  「広告動態調査」
多様化する広告コミュニケーションの現状 /土山誠一郎 18P
新連載 デジタルでブランドは作れるか(第1回)
SNSを使ったデジタルブランディング /森 寛弘  23P
研究会報告統合型ブランド・コミュニケーション研究会
統合型ブランド・コミュニケーション組織の検討(後編)
―成功企業の特徴とその組織的要因 /久保田進彦 28P
論文 
全数・実数型データで再考する地域性とテレビCM出稿
―販売データ×エリアでのデータ組み合わせ活用例/中野暁、武村敦 33P
論文 
未来の駅が創造する価値の研究(上)
―「LDKステーションと沿線多拠点生活」の可能性 /田村高志、吉村寿恒、臼井哲也 40P
論文 
トリプルメディアのその先へ
―PESOオーダーとPOEM2.0 /佐藤達郎 48P
寄稿 
カンヌライオンズに見る世界のコミュニケーション・トレンド /河尻亨一 56P
新連載SDGsは「広告づくり」の追い風になる(第1回)
広告人は既にSDGsに取り組んでいる /梅田悟司 58P
連載 広告主を訪ねる(第7回)
インクルーシブな社会の実現を目指す企業姿勢を訴求
清水建設 栗本尚幸氏に聞く 60P
連載BtoBコミュニケーション新時代(第4回)
インターナル・コミュニケーション /山﨑方義 64P
私の研究[253]
新規事業開発の実務への活用が研究の出発点 /伊藤嘉浩 68P
連載人を集めることから学ぶ新しい広告コミュニケーション(第4回)
人を集めるオフィスの仕掛けづくり /山田雅崇 70P
学生論文 
企業のSDGs活動における消費者参加の役割 ―持続可能な社会構築への示唆
慶應義塾大学 髙橋郁夫研究会第23期生 74P
ブックレビュー 
『プロデューサーシップ』(山下勝著) /久保田進彦 80P
『進化的イノベーションのダイナミクス』(小沢一郎著) /髙橋郁夫 81P
『売れる広告 7つの法則』(香月勝行、妹尾武治、分部利紘著) /広瀬盛一 82P
『創造性はどこからくるか』(阿部慶賀著) /三浦俊彦 83P
連載広告研究の原理・原則はいかに実務に関係するのか(第14回)
日本文化に機会を見出すオーナー系企業の持つ「型」と「構え」
―大日本除虫菊上山久史氏との対談 /水野由多加 84P
連載人間の本質から考える広告(第5回)
ダイレクト・マーケティングのテレビCMにおけるSYNRIの活用
―世田谷自然食品の事例を中心に /石井啓之 90P
広告アゴラ 
社会貢献を持続させSDGsに繋げるCRM /世良耕一 94P
お知らせ 
研究員ノート /村上拓也 96P
大学生によるマーケティング関連大会・論文賞結果報告 97P
研究所だより 98P
論文紹介ARF『Journal of Advertising Research』より
How Do Brands' Facebook Posts Induce Consumers' e-Word-of-Mouth Behavior? /Taemin KIM et al. 114P